学資保険よりおすすめと「低解約返戻金型終身保険」がFPさんの間で話題です。
「低解約返戻型終身保険」とはなんでしょうか?
学資保険よりおすすめ「低解約返戻金型保険」が「学資保険」の代わりになると評判
学資保険の替わりに「低解約返戻金型保険」が利用できそうとFPの間で話題になっています。
学資保険の代わりになる保険とは、終身保険のことです。終身保険とは、満期のない保険です。
人はいつか必ず亡くなりますのでその時に保険金を受け取ります。または、解約して返戻金を受け取ることもあるでしょう。
終身保険は、通常解約をすると、払込総保険料が解約返戻金を下回り損をします。
しかし、長い期間保険料を支払っていると、払込総保険料と解約返戻金が逆転する時期がくるのです。
この性質を利用して、子どもが18歳になるころに、支払った保険料より解約返戻金のほうが多くなるように、保険設計をすると学資保険の代わりになります。
どういうことかわかりますか?
少し難しいかもしれませんが、できるだけわかりやすく説明していきますね。
低解約返戻金型保険とは
低解約返戻金型保険とは、正式な名称は「低解約返戻金型終身保険」といいます。
この低解約返戻金型終身保険の特徴は、今までの終身保険よりも貯蓄性が高く、老後資金の準備をするのが一般的な使い方で、最近の保険の無料相談では、終身保険というと、この低解約返戻金型終身保険を提案されることが多いと思います。
この低解約返戻金型終身保険が、実は「学資保険の代わりになる」と、FPの間で評判なんです。
低解約返戻金型終身保険の特徴
払い込み前の解約した場合の返戻金は少なくし、保険料を安くしている
低解約返戻金型終身保険の一番の特徴は、保険料の払い込み前の途中解約した場合の返戻金の額を安くすることで、保険料を安く抑えていることです。
保険料を全額払い込みが終了すると、その後の返戻金(受け取るお金)は、通常の終身保険と同じ水準になります。
つまり、払い込み期間の保険料を安く抑えておいて、払い込み終了後は、通常の終身保険と同程度の金額を受け取ることができるということが、最大の特徴になります。
途中で解約すると大きく元本割れするリスクもある。
低解約返戻金型終身保険の特徴は、保険料を少なく支払っておいて、払い込みが完了した時点では、通常の終身保険と同程度の額を受け取ることができるので、「貯蓄性が高い」といえます。
しかし反面、途中で解約すると、戻ってくるお金が、通常の終身保険よりもかなり少ないというリスクがあることも忘れてはいけません。
低解約返戻金型終身保険は貯蓄性が高い保険ですが、しっかり最後まで払い込みを完了できるのか、普段の生活費の中で、よく検討することが大切です。
低解約返戻金型終身保険を学資保険の替わりに使うとは?
この低解約返戻金型終身保険を学資保険の替わりに、どのように使うことができるのか説明します。
低解約返戻金型終身保険の支払い完了期間は、自由に設定することができます。
つまり、子供が産まれたときに、低解約返戻金型終身保険の払い込み期間を15年などの短期間に設定しておくと、15年後の払い込み完了後には、まとめて返戻金を受けとることで、大学などの入学資金を貯蓄できるというわけです。
学資保険の特徴は返戻率が高いことですね。
この学資保険の高い返戻率と同程度の返戻率で、場合によっては、学資保険より高い返戻率で、低解約返戻金型終身保険は利用できるということになるのです。
低解約返戻金型終身保険のメリット
低解約返戻金型終身保険のメリットは、高い返戻率の他にもう一つあります。
それは、学資保険は子どもがいるまたは妊娠中でないと加入ができないのに比べて、低解約返戻金型終身保険は子供の有無に関係なく、加入できるということです。
つまり、結婚したらすぐ加入して早くから保険に入っておけば、18歳で終身保険を解約したときの利回りがさらに大きくなるということなんですね。
低解約返戻金型終身保険のデメリット
このように低解約返戻金型終身保険は、学資保険よりお得な気がしますが実際はどうでしょうか。とてもお得に見える終身保険ですが、もちろんデメリットもあります。
途中解約の元本割れリスク
この低解約返戻金型終身保険の一番のデメリットは、一定期間が終わる前に解約してしまうと、学資保険に比べて大きく損をするリスクがあるということです。
上でも紹介しましたように、低解約返戻金型終身保険は、途中解約した時には大きく元本割れするリスクがあります。
そのリスクを認識したうえで、ちゃんと払い込み期間を満了することが必要になります。。
保険金の最低支払額が学資保険より高い
低解約返戻金型終身保険の場合、保険金の最低支払額が学資保険に比べて高いため、保険料も高くなりがちです。
学資保険は返戻金が50万程度のものからありますが、低解約返戻金型終身保険だと最低でも返戻金200万円からとなります。
この金額の差は保険料にも反映されますので、終身保険のほうが保険料の支払いが経済的に厳しくなり解約となる可能性が高いと言えますね。
学資保険と低解約返戻金型終身保険、どちらにするか悩みますね。
低解約返戻金型終身保険のネックである元本割れ期間については、経済的な余裕があるのであれば、妊娠前から加入することで、支払期間を長くし、月々の支払額を抑えることで、子どもが生まれてから解約返戻金が支払い保険料より多くなる期間をできるだけ縮めることができます。
まとまったお金があるならば、保険料を一括払いにしてしまえば低解約返戻金の期間はさらに短くなります。
「低解約返戻金型終身保険が学資保険に使えると評判」まとめ
以上「低解約返戻金型終身保険」について説明しました。ご家庭の状況に合わせて、学資保険と低解約返戻金型終身保険どちらにするか選択してくださいね。
(記事作成:のん)
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