基礎代謝をあげるためには内臓が大切

食事制限ではきれいにやせられない

最近の健康ブームも味方して今や一部の女性だけでなく、様々な世代がダイエットを意識するようになってきました。

一品ダイエットや低炭水化物ダイエット、コアリズムにビリーズブートキャンプ…時代とともに様々なダイエットが大ブームになって、効果の程はさておき1度は試してみたことがあるなんて人も多いのではないでしょうか。

美しくなるため、また健康のためにダイエットに励むことは自分の生き方を見直す良い機会ではありますね。

でも、むやみにやせようとすると、一歩間違えれば健康に痩せることがおろそかになって思わぬ健康被害に見舞われてしまう危険性があることも頭の片隅に置いておきましょう。

脂肪だけでなく必要な筋肉まで落としてしまう無理な食事制限は、健康にやせて美しくなるどころか栄養不足でお肌はボロボロ、頬はげっそり…なんて本末転倒な結果を迎えることも。

また過度なスポーツや筋トレは筋肉をつけるにはベストな方法かもしれませんが、しなやかな女性らしい健康に痩せる体作りにはやや不向きかもしれません。

年齢とともにやせにくくなるわけ

若い頃はちょっと食事を抜けば簡単に2～3キロ体重が落ちたのに、今や水を飲むだけで太ってしまう…なんて話もよく耳にしますね。

特に体質が変わったわけでもないのにこの差は何故生まれるのでしょう。

それは見た目には分からなくても、人間の体は歳を重ねるごとに脂肪を燃焼しにくい基礎代謝の悪い体へと確実に変化しているからです。

単純に体重を落としたければ消費カロリーを増やす必要がありますよね。

そうするために手っ取り早いのは食事制限と並行して運動で体を動かすこと。

でも子育てで忙しいとダイエットに割く時間もままならないですし、今まで全くスポーツをしてこなかった人がいきなり激しい運動をすればやせる前に体を痛めてしまいます。

これでは健康に痩せるのはとても難しくなってきますね。

一日の生活の中で基礎代謝が占める割合

体重を1キログラム落とすのに必要な消費カロリーはなんと7200キロカロリー。

通常、女性が1日に摂取すべきカロリーは大体1500キロカロリー前後とされていますから、この数字がいかに膨大なものかよくお分かりしょう。

しかし脂肪を燃やす方法はなにも運動だけではありません。

美しく健康に痩せるためにはもちろん運動は大切ですが、体の基礎代謝を上げる仕組みを作ることで更に効率の良いダイエットが叶うのです。

「基礎代謝の高い」体を目指すこと。

成人男性の1日の基礎代謝は約1500キロカロリー、女性の基礎代謝は1200～1400キロカロリーと言われています。

ということは特に運動などを頑張らなくても1時間あたり50～58キロカロリーずつくらいは消費しているというわけです。

内臓が基礎代謝の大部分を占めるという最近の研究

ほんの少し前まで基礎代謝を上げる上で最もエネルギーを消費するのは「筋肉」だと言われてきました。

ところが近年では基礎代謝をあげるには筋肉よりも「内臓」が重要だとされる説が有力になってきました。

内臓の機能やそれに伴う体温をアップさせることが健康に痩せるダイエットへの近道だとされています。

むやみにダイエットを続けていればこの内臓機能や筋肉を落としてしまい、その結果どんどん基礎代謝を下げてしまう原因に。

そして必要最低限のカロリーが摂取できなくなれば人間の体は勝手に基礎代謝を節約する省エネ体質になってしまいます。

1日に必要なカロリーを下回らないことが大切

過度なカロリー制限が基礎代謝を下げてしまうのは、体が本来持つ生命維持のための防衛本能で致し方のないこと。

せっかくダイエットを頑張っても基礎代謝もあがらないですし、これでは健康に痩せることもできず逆効果ですよね。

省エネ体質になるのを防ぐ秘訣は体を維持するのに最低限必要なカロリーは確保して、1日に必要なカロリーを下回らないこと。

基礎代謝の低下は同時に体温や免役力の低下も招きます。例

えばエアコンの普及で年中適温に保たれた空間や長時間同じ体勢での生活、ストレス過多の日常…実際、現代人の基礎代謝量は40年前と比べて平均100キロカロリーほど落ちているという基礎代謝のデータもあるのです。

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